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この記事は「補助金」を、神奈川県(横浜市・川崎市を含む)で探す人向けに整理しています。
概要:神奈川県の補助金の探し方
神奈川県で補助金を探すときに混乱しがちなのが、「国の補助金(全国共通)」と、
「神奈川県の補助金」、そして「横浜市・川崎市など自治体の補助金」が同時に存在する点です。
最適な制度を見つけるためにも、まずはそれぞれのWEBページを把握することが大切です。
国・自治体の補助金を横断して探すのであれば、次の3つが強いです。
・Jグランツ(jGrants):国や自治体の補助金の検索・オンライン申請ができる仕組み。
URL:https://www.jgrants-portal.go.jp/
・ミラサポplus(中小企業庁):申請受付中・予定の補助金情報がまとまっており、見落とし防止に便利。
URL:https://mirasapo-plus.go.jp/
・KANAGAWA STARTUPS(支援情報):神奈川県内で使える助成金・補助金等の情報を一覧的に追えるページ。
URL:https://startups.pref.kanagawa.jp/supports/relation-grants-and-subsidies/
そして神奈川県内で申請を進めるなら、相談先(無料)を先に確保することをおすすめします。
書類の作り込みはもちろん、「この投資が補助対象に合うか」「どの制度が一番通りやすいか」を早い段階で整理できます。
相談先の代表例:公益財団法人 神奈川産業振興センター(KIP)(補助金・助成金の案内ページ)
URL:https://www.kipc.or.jp/topics/information/subgrants/
本文①:全国共通で神奈川県の事業者も使える主要補助金
まず押さえたいのが、全国の中小企業・小規模事業者が対象となる“定番”補助金です。
神奈川県内(横浜・川崎・相模原など)で事業をしていても、条件を満たせば当然使えます。
「販路開拓」なのか、「設備投資」なのか、「DX・省力化」なのか——目的で選ぶと迷いません。
| 制度名 | 向いている目的 | ざっくりの使いどころ | 根拠URL |
|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 販路開拓・集客 | HP、広告、チラシ、展示会など | 中小企業庁(公募要領公開) 申請スケジュール等 |
| ものづくり補助金 | 設備投資・新商品/新サービス | 機械装置、システム構築、改善投資など | 公式(公募期間) |
| デジタル化・AI導入補助金2026(IT導入系) | DX・業務効率化 | ソフト/クラウド導入、AI活用など | 公式(2026概要案内) 公式トップ |
| 中小企業省力化投資補助金 | 省人化・生産性向上 | 省力化設備・システム導入(類型あり) | 公式トップ |
国の補助金は、「締切が明確」で、採択後の実行・報告までルールが細かいのが特徴です。
逆に言えば、公募要領に合わせた“型”で書類を作れば再現性が高いとも言えます。
次の章で紹介する「神奈川県・市の制度」と並行して、国の制度も候補に入れておくと、年度末〜年度初めのタイミングで申請の機会を逃しにくくなります。
本文②:神奈川県・主要都市(横浜市/川崎市)の独自補助金
神奈川県は、県としての補助金に加え、横浜市・川崎市など大きな自治体が独自の補助金を用意しているのがポイントです。
「県内に事業所がある」だけで対象になる制度もあれば、「市内で1年以上事業を営む」といった要件が付くものもあります。
“本店所在地”ではなく、補助対象の投資を行う事業所の所在地で制度が変わることがあるため、必ず公式情報にて確認を行ってください。
神奈川県:中小企業生産性向上促進事業費補助金(設備導入で“稼ぐ力”を支援)
物価高騰や人手不足に対応するため、売上増加・事業効率化につながる設備導入を後押しする制度です。
令和7年度の情報では、補助金額は最大500万円、補助率は小規模事業者が2/3以内、中小企業が1/2以内、下限額は25万円とされています。
【URL(公式ポータル)】
https://r7seisansei.pref.kanagawa.jp/
使いどころのイメージ:単なる更新は対象外になりやすく、省力化・工程短縮・品質安定など“生産性向上の説明”ができる設備が中心になります。
この手の「設備導入」型は、投資の理由(課題)→導入内容→効果(時間削減・生産量増・ロス削減)を一続きで語れるかが肝です。
見積書を揃えるだけでなく、導入後の運用(誰が・どう使うか)まで文章に落とし込むと、説得力が上がります。
神奈川県:小規模事業者デジタル化支援推進事業費補助金(小さく始めるDX)
人手不足が深刻化する小規模事業者が、デジタル技術を活用して業務効率化を図る取り組みを支援する制度です。
令和7年度の概要では、補助率は2/3以内、補助上限額は50万円と示されており、ホームページ作成・更新やPC等は上限が別枠(10万円)になる注意書きもあります。
さらに、申請前の個別相談(STEP0)が必須として案内されています。
小規模向けのデジタル補助金は、「何を入れるか」より「どの業務が詰まっているか」の言語化が重要です。
予約管理、勤怠、会計、受発注など、日々の時間が溶けている工程を特定し、導入後に「何時間減るか」を数字で置くと通りが良くなります。
神奈川県:中小企業省エネルギー設備導入費等補助金(空調・LED等の更新で脱炭素)
省エネ設備の更新・保守等に係る経費の一部を補助する制度で、空調、LED照明、ボイラー、コンプレッサーなどが対象設備として例示されています。
公開情報では、補助金額は補助対象経費の1/3で、上限は500万円(条件により上限600万円の記載あり)とされています。
CO₂削減量など要件が具体的なので、早い段階で要件チェックが必須です。
省エネ補助金は「更新すればOK」ではなく、基準適合・削減効果・対象外経費などで落とし穴が生じやすい領域です。
まずは公募ページの「補助対象事業」「補助金額の算出方法」「申請の流れ」を読み、自社の設備が対象に入るかを確かめてから見積もりへ進むのが安全です。
横浜市:中小企業デジタル化補助金(DX設備導入を後押し)
横浜市では、市内中小企業のDX・デジタル化に向けた設備導入を支援する案内がまとめられており、「中小企業デジタル化補助金」も同ページ内で概要が確認できます。
公開情報では、補助率は1/2、補助限度額は上限100万円・下限20万円、申請受付期間として令和7年6月2日〜12月15日の記載があります(受付状況は年度・予算で変動します)。
【URL(横浜市公式:デジタル化支援ページ)】
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/keieishien/digitalization.html
横浜市のような政令指定都市は、補助金(設備投資)だけでなく、人材育成や伴走支援がセットで案内されることもあります。
「ツールを入れたけど定着しない」を避けるため、補助金と支援メニューを一緒に読むと、導入後の運用まで設計しやすくなります。
川崎市:持続的成長に向けたデジタル化・生産性向上等支援補助金(最大500万円規模)
川崎市の制度は、IoT・AI等のデジタル技術や生産性向上設備の導入によって、労働時間削減・生産量増加などの成果を目指す取り組みを支援する内容として案内されています。
公開情報では、補助率は1/2(賃上げ申請で2/3の記載あり)、補助上限額は500万円とされています。
また、交付申請の前に導入調査(エントリーシート提出→訪問調査→確認書受領)が必要とされる点が特徴です。
川崎市のように事前調査がある制度は、裏を返すと申請前に“計画の粗さ”が露呈しやすいということでもあります。
導入するソフトや設備の名称を並べるより、現場のどこが詰まり、導入で何が改善し、結果として収益がどう増えるかまでを一本のストーリーにすると強いです。
まとめ:神奈川県で補助金を取りにいく“現実的な手順”
神奈川県で補助金を取りにいくなら、最初から「国×県×市」の3レイヤーを同時に見て候補を拾うのが最短です。
次に、制度名よりも目的を一本化(販路・設備・DX・省エネなど)することを念頭に入れて、「課題→打ち手→効果」を数字で示せる形にすると申請が強くなります。
最後に、着手前に”公式ページ”で公募中か・締切・対象外経費を確認し、必要なら相談窓口で要件のズレを早めに潰すことで手戻りを防げます。

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